ただの薄情者
私の卒業の件は担当の先生のご尽力のおかげで
乗り切れる見通しがつきました。
感謝を伝えてもし尽くせない事だ、と思います。
感謝の「心」について何十年も疑問に思っていた事があります。
他人に対するありがたいという気持ちはプラスの気持ちなのか。
感情として嬉しさや、高揚したり安心したりする心の動きがあるのが正しいのか、
心を込めて感謝の気持ちを伝える、とはどういう状態か。
対面・対人において
プラスの感情が自分の中にあまり沸き起こりにくい罪悪感、
解決済みの問題の疲労感にとらわれ
手伝ってくれた相手に対してさえストレスが連想されてしまい
その人を避けたくなる事態をどう自分で対処すればいいのか。
それを相談したところカウンセリングの方は
「ありがたい事であるという状況を理解出来て
自分の感覚も自覚した上で
感謝の言葉を相手に伝えようとしている事が大切だ」と
私が前向きに自閉に向き合えるようにアドバイスをされました。
しかし最近は
ただ生まれつき自分が薄情者な人間だっただけだと開き直った方が
障害があるから心を感覚で理解できない、と考えるより辛くないのかもと思うことがあります。