自分のまま何かになる難しさ
自分が将来何になりたいか、という質問を理解出来るのは
簡単そうに見えてかなり難易度の高いことです。
人が役割を持って演じて生活している、という認識が弱く
「将来何になりたい?」
という子供に振られがちな楽しい話題には
「自分は自分以外の何者でもない」
という禅問答のような考えが浮かびます。
自分のごっこ遊びの出来なさは、社会や人に対する根本的な認知の違いを感じる大きなきっかけでした。
・人が役割を演じて生活していること
・人に対するステレオタイプを持つこと
・目の前の物を別の物に見立てること
これらを周囲は子供の頃から感覚的に理解し、簡単に行っているように見えました。
学年が上がり学校では「先輩」「後輩」という役割が与えられます。
しかし、中間学年の中学2年生や高校2年生の自分は
「先輩」であり「後輩」である…?
これを矛盾していると感じ、理解出来ずに混乱して辛くなってしまうのが
自分の事なのにどうして、と理解できない部分です。