過敏症に気づかない鈍さ
障害がわかる前に一人暮らしをしていた時期があるのですが、ひどいものでした。
今なら特性が強く出ていたせいだとわかりますが、当時はなぜだ?と自分が信じられない事の連続でした。
その中でも特に酷かったなと思った出来事についてです。
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新しい生活で一人暮らしを始め、部屋には大体のものが生活一式揃っており
部屋の中には、蛇口を回してお湯を溜めるというよくあるタイプのお風呂がありました。
私はなぜか「蛇口をまわしてお湯をためる」という事が想像できず何日もお風呂に入らない状態が続きました。
さらに普段視界に入らない場所に風呂場があるために、お風呂に入ろうという意識さえ浮かびませんでした。
他の案件で母が様子を見に泊まりに来て、お風呂にお湯をためた時
入浴に対して自分が想像もしなかった事に、恐怖に近い驚きがありました。
出来なかった原因は二つあると思います。
一つは
・見えないもの、視界にないものへの想像力のなさ
もう一つは
・お風呂への意識の薄さです。
以前より感覚過敏やこだわり等でお風呂が苦手でした。
しかし自分は何か「とても不快だ」と感じるだけで、その理由に気がつく間もなく一人暮らしを始めてしまいした。
今はドライヤーやボディタオル等々道具を変え、かなりお風呂に入りやすくなりました。
過敏なのか鈍感なのか…
まだまだ先になるかもしれませんが、いつか一人でも暮らせるように自分用に策を練っています。