むき出しの世界、横目の理由
感覚過敏や鈍麻は発達障害のあるあるみたいですね。自分は軽いほうなのかもしれない。
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音、触覚、視界の見え方は、個人差が大きい所ではあるのですが
やっぱり不便な部分は不便なので
〈音〉
人の声と雑音が同レベルの大きさで耳に入る。BGMのほうが聞き取りやすかったりする。ドライヤーや掃除機の類似音は天敵。
〈触覚〉
暑がりの寒がり、一人だけ赤くなったり青くなったりする。お風呂が苦手。
〈視界〉
視点を合わせているもの以外の視界に入る物の存在を無視できない。
この中でも自分は「見え方の違い」が日常で結構ストレスになってます。
人間も物も等しく全ての物がむき出しの状態で存在していて、迫ってくるような感じ。
見たいモノ以外も意識の中に入ってきて混乱するから、目線が挙動不審だと言われがちなのかなと思います。人混みも買い物も難しい。
子供の頃は「横目」と言われる特有の目つきや、興味のある物に異様に顔を近づけたりして怒られていました。自分は周りの不要な視界をシャットアウトしたくてやっていた。
また「横目」に関しては
・視線の先を誰かに悟られたくない
・そもそも見たい物のほうに顔を動かすことを忘れている
な感じで結果的にそうなっていたなあと思い出します。
今はこの五感の違いってすごく面白いなあって感じます。
電車で隣に座っている人の見ているものが、自分と全然違うかもしれないと思うと
少しの寂しさと無限の世界の広がりを感じます。